私が退職した理由はスキルが他の業界でも通用するのか心配だったから

ITベンチャーと聞くとワークライフバランスが取れて働きやすい印象がありますよね?

綺麗なオフィスで働いて、ランチは社内のカフェで取り、会議もパソコンを使ってキラキラしたイメージですが、実際は全然違います。

女子であろうとも容赦なくサビ残や午前様を要求される、それがITベンチャーの真の姿です。

女子でも徹夜するのがカッコイイ意識が強い業界

現職は残業ナシの人材業界にて、事務職で働いている35歳の女です。

残業が多く徹夜もあったIT業界での事務職を決死の覚悟で退職し、ワークライフバランスを取ることができました。

今日は、そんな話をシェアします。

私は大学を出て22歳から33歳まで、IT業界で働いていました。

電子出版やインターネット広告を扱う一部上場のベンチャー企業で、まだIT業界が球団を買う夢の話だった当時ですが、これから大きく盛り上がっていく業界だと世間では言われていました。

ですから、私もそれなりに花型の業界と、長く仕事をしていける業界と思って、それなりに楽しく充実した日々を送っていました。

ただし、当時のIT業界に最もはびこっているものは残業でした。

今ならブラック企業・ホワイト企業って言葉がありますが、あの頃はそんな言葉も価値観もまだありません。

深夜に納品したり徹夜がカッコいい意識があり、事実、女の私でさえ月に数回はありました。

IT業界は大体にして朝はゆっくり始まるのですが、その分帰りは23時以降になる日々。

当然、会社と家との往復になりますし、飲み会や打ち上げも20時からスタートで、終電までがスタンダード。

当初はこれでよかったものの、自分の時間が他の業界の人たちとズレていることに違和感を感じ始めました。

周りをみれば、その違和感に蓋をするかのように同じ業界内で結婚や交際をする人も多く、私も同じように社内で出会った人と結婚。

しかし、夫が今度はメーカーに就職したため、時間がズレ始めてしまいました。

こんな私は、日本企業のマジョリティが属する時間帯で働ける仕事を探し始めました。

これが私の転職を決意したきっかけです。

早く転職しなければとの強迫観念が私の退職理由

私が退職するにあたり心配したことは3つあります。

1つめは、女性で30歳代、既婚者は転職しにくいウワサです。

なぜなら転職した先ですぐに子供を産み、休むかもしれないから採用されにくいのは当然のことでしょう。

企業側としてみれば当たり前の発想ですが、雇われる側としては確かに今の会社を我慢して続けたほうが、休みも取りやすいし、優遇されるのと考えるのもあたりまえ。

私もそうした妙齢だったため、これについてはとても考えました。

女性の30代は同じ悩みをもつ人が多いのではないでしょうか?

2つ目は、IT業界で培ったスキルが、他の業界でもちゃんと通じるものなのか不安でしたね。

IT業界は色々な作業をパソコンで行い、コミュニケーションもメールやチャットシステムです。

会議も顔を合わせるよりは、スカイプを使うケースが多く、使う用語もカタカナが多く、スケジュールを変更することをリスケと読んだり、サービスがスタートすることをローンチと読んだり、独特の用語で会話が進んでいました。

一般企業ではまだまだ紙ベースで行われている事務処理も多いですし、単語が通じないこともある、と他業界へ転職した先輩から聞かされていたので、そのコミュニケーション文化の違いで、私のスキルは全く活かされることがないのではないかと不安になりました。

最後の3つ目は、やはり人間関係です。

人間関係を1から構築しなければならないことに相当なストレスを感じるタイプの私です。

転職すると聞いただけで、気が重くなりましたね。

ただ、この3つをどうにかしてでも転職したかったとも言えるでしょう。

退職を伝えると代替案が出されたが魅力的ではない

私は結局転職先がなかなか決まりませんでした。

理由はいくつもありますが、やはり絶対に残業がない企業に入りたいと他社の面接で伝えてしまったからです。

ただ、それでも早く辞めたい気持ちだけが焦っていました。

このままIT業界にいたら、自分が長時間労働に耐えきれず、病気になる気がしていましたから、一度退職しながら次の会社を決める決意をしました。

失業手当がもらえると知っていましたし、無職でゆっくりと転職先を探す方法も悪くないなと思いました。

気持ちを一旦リセットしたかったのが大きいかもしれません。

気持ちが固まりきったあと、上司に「退職したい」と1ヶ月前に伝えましたが、あえなく拒否られてしまいました。

退職理由は「残業が長く、夫との関係が良くないため」でしたが、上司は驚き慌てていました。

「そんなにも残業時間が多かったのか」と初めて意識したのかもしれませんが、上司は色々な代替案を出してくれました。

例えば他の部署に異動したり、働き方を変えたり、残業をさせないようにしたりです。

ただ、私は、チームの周りに申し訳ない思いで働きたくない思いで一杯でしたから、1人だけ残業をしない、徹夜をしないのは私にとってなかなかできるものではありません。

自分ひとりだけ優遇されて、罪悪感を感じながら日々仕事をしたくはないじゃないですか?

もしこのまま働き続けたらうつ病になるかもしれないとまで上司に伝えました。そして、ようやく納得してもらいました。

退職して自分の転職市場価値に気付くことができた

退職して良かった点は3つあります。

まず1つ目は、精神的な枷がなくなり、晴れ晴れとした気持ちになれたことです。

その後転職先を見つけるのには数ヶ月時間がかかりましたが、嫌な会社にいながら転職活動するとは違い上手くことが運んでいきました。

2つめは、やはり拘束時間。現在は9時〜17時で残業をすることなく仕事でき、ワークライフバランスが取れたことです。

3つ目は、1つの業界に長くいたことで「私の常識」が狭いものだったと気づかされたことです。

世の中全ての会社に残業があり、徹夜があり、深夜の納品があるのだと思い込んでいた私ですが、これはもう井の中の蛙だったことに気づけました。

世界は広いし、色々な働き方があり業界があることを知りました。

それを知れたことは私にとって、大きな精神的成長です。

また、自分の市場価値を知ることができたのも、怪我の功名ですが良かったですね。

その価値とは年収だけではなく、前の上司によって引き止められ、辞めてみてはじめて同僚から「仕事ができたのに、残念」とお褒めの言葉をいただけたことも嬉しかったなぁ。

それを客観的に聞いて、まだまだ私も捨てたもんじゃないなと嬉しくなりました。

そして、その後のエピソードですが、私は顔がやわらかくなったと言われました。

健康診断の数値も前より良くなりました。

無事、転職活動を終えて年収こそ下がりましたが、残業のない業界に行くことができました。

あの時下した退職の判断を、あらためて褒めてあげたいですね。

退職理由はスキルが他業界でも通用するか心配した

最後に要点を纏めておきますので参考にしてください。

年齢職業:30代ITベンチャー勤務
退職理由:深夜まで続くサビ残
円満退職: 2.0 (膨大なサービス残業代は回収できない)
おすすめ:汐留パートナーズ

30台前後の時期は、みんな残るべきか転職するべきか焦るものです。

彼女は一歩踏み出して外界を知れたお陰で、一生井の中の蛙大海を知らずで終わらずに済みましたね。

居心地が良くても、たまには自分の転職市場価値を見つめてみるのもイイものですよ!

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